フレックスタイムのメリット

フレックスタイムとは、働く時間帯を自由に決められる制度のことです。一般的には、午前9時から午後5~6時までを定時としている企業が多く見受けられます。フレックスタイムを採用した場合は、午前9時でも午前10時でも好きな時間に出社することができ、退社時間も午後3時など自由な時間に設定することができます。企業によっても取り決めは異なりますが、基本的には毎日違う時間に出社しても構いませんし、勤務時間数が日ごとに違っていても問題はありません。

フレックスタイムは、育児や介護などで忙しい従業員に、特に注目されている制度です。働く時間帯を柔軟に変えることができるので、家庭と仕事の両立がしやすい点が最大のメリットと考えられています。子育てや介護を理由に離職せざるを得ない人も少なくない現状ですが、フレックスタイムを導入している企業であれば、離職しないでこれまで通り勤務し続けることが可能となるのです。

また、フレックスタイムを利用している人であれば、仕事が予想よりも早く終わった日は、早めに退社することもできるでしょう。しかし、定時で働いている従業員の場合は、どんなに早く業務を終えたとしても、定時になるまでは基本的には帰宅できないため、ストレスも溜まりやすいでしょう。例えば、午後3時にその日の業務が完了しても、定時の午後5~6時までの2~3時間を社内で過ごすことになります。つまりフレックスタイムなら、残業時間の削減にも繋がるというメリットがあるのです。現在勤務時間で悩んでいる方は、メリットを多く得られるフレックスタイムの制度を活用してみてはどうでしょうか?